約 1,236,909 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1762.html
※ドロワの中設定あり 大通りに面した場所に、小さなお好み焼き屋があった。 プレハブ建築の一階建て、おそらく近年できた店なのだろう。 こじんまりとした建物のなかに、客は一人だけだった。 時刻は午後5時。 夕食時には、まだまだ早い時間だった。 閑散とした店内で、一人の少女が鉄板に向かっていた。 少女はお好み焼きの生地を、熱心にかき混ぜている。 理知的だが、どこか勝気そうな表情。 まっすぐに伸ばした背筋に、きっちりと着こなした制服が似合っている。 きびきびと動く仕草は小気味良いものだったが、一見すると小学生に間違えるほど少女は小さかった。 彼女の名前は極楽いちご。 私立ゆっくり学園に通う、17歳の高校3年生だ。 「ゆぽ・・・・・・こぽぷっ・・・・・・」 生地の中から、声が聞こえてくる。 大きな飴玉くらいの大きさの生物が、箸の動きに合わせて循環している。 生地の中に入っているのは、ゆっくり種と呼ばれる生物だった。 ゆっくり種は人間の生首を模した生物。 人間の頭部を切り取ったような身体は、バスケットボール程度の大きさまで成長する。 下膨れの顔面をした、巨大な蛭を想像すれば、わかりやすいだろう。 人語を理解し話すこともできるが、その性格は傲慢にして無知。 傍若無人に振舞う態度に、嫌悪感を抱く人間も多かった。 ゆっくりたちの中身は、餡子やカスタードといった、生物の存在に真っ向から挑戦するものだ。 学者たちはゆっくり種の存在に頭を悩ませていたが、食用となる中身は甘味料の代用品として、 安価に出回っていた。 極楽いちごのいるお好み焼き屋も、ゆっくり種を使用している。 通常メニューに加えて、ゆっくり種を使用した料理もあった。 プチゆっくりの入ったスイーツメニュー、「ゆ好み焼き」である。 餡子、カスタード、生クリーム種のゆっくりを生地に混ぜ、ソースは水あめの混ざったメイプルシロップで食べる。 女性向けとして作り出された一品だったが、生きたままのゆっくりを使っているため、嗜虐嗜好全開のグロテスク料理だった。 珍しさから注文する一見の客もいるが、もがき苦しむ赤ちゃんゆっくりがあまりに無残なため、リピーターは少ない。 日常的に消費するのは、酔っ払った男性客か、特殊な趣味を持った者だけである。 極楽いちごは後者の人間だった。 捕らえた獲物をなぶり殺す猫のように、いちごは生地にまみれた赤ちゃんゆっくりを弄んでいた。 一度かき混ぜてしまえば、生地に飲まれた赤ちゃんゆっくりたちは、穏やかに窒息死する。 料理用に使われる赤ちゃんゆっくりは、ごく小さな個体が多いので、一度生地に埋もれてしまうと自力では這い上がれなかった。 苦しみの声を聞きたくない人間であれば、窒息死させたあとで鉄板に流し込むだろう。 だが、いちごはわざわざ箸で助け起こしていた。 すぐに生地を焼くのでもなしに、呼吸困難のさまを観察している。 「えにゅ・・・・・・がっふぇ・・・・・・」 「エ゛エ゛・・・・・・ごぼぼ・・・・・・」 狭い店内に、酸素を求める赤ちゃんゆっくりの悲鳴が響く。 だがその声に応えるものはいない。 苦痛を与える当事者だけが、その声を堪能しているのだ。 季節外れのセミのように、赤ちゃんゆっくりは無意味な泣き声をあげていた。 いちごはゆ好み焼きが好きだった。 虐待嗜好を満たされることもあるが、なにより料理内容が気に入っていた。 生地の中には、さまざまな種類のゆっくりがいる。 身体が弱くて物静かなゆっくりパチュリーも、自分勝手なゆっくり魔理沙も、感情的なゆっくり霊夢も、みな平等に苦しんでいた。 髪飾りを取られ、髪の毛を削ぎ落とされたゆっくりたちは、声だけが種類の違いを認識する手段だった。 その声も、激しい攪拌で区別がつかない。 ゆっくりたちの個性は、生地の中で溶け消えようとしていた。 平等に苦しみ、平等に溶けている。 日常生活の鬱憤をぶつけるように、いちごはくるくると生地を混ぜていた。 中にいるゆっくりたちは、ほとんど溺れ死んだような状態。 ゆ好み焼きはクライマックスを迎えようとしていた。 いちごはおもむろに、生地を鉄板の上に流し込んだ。 焼けた鉄板が、ゆっくりたちを焼いていく。 「がばぁ! ひぎゃぁぁぁぁぁっ!! あぢゅいよおぉぉぉ!!!」 「むぎゅうう! むぎゅぅぅぅぅぅうぅぅ!!!」 「だぢゅげでえぇぇぇぇぇぇ!!!」 くすぶり続けた枯れ木が一気に燃え上がるような、絶叫の渦。 生きたまま焼かれるゆっくりたちの、断末魔の悲鳴だった。 熱せられた鉄板はゆっくりたちの体内を凝固させる。 生命活動に必要な熱量を超えた高温が、ゆっくりたちの生命を急速に奪っていった。 いちごは食い入るように、赤ちゃんゆっくりを見つめていた。 薄く張り付いた微笑。 哀れみの混ざった表情だった。 「やめちぇ・・・・・・ひいぃ・・・・・・ひぃ・・・・・・」 「ゆぶ・・・・・・・ぶ・・・・・・」 悲鳴は次第に小さくなっていき、やがて聞こえなくなった。 もはや小さなふくらみがあるだけの、至って普通のお好み焼きである。 いちごは自分の成し遂げたことに、充足感を覚えていた。 じっくりとかき混ぜていたぶった後、一気に鉄板の上で昇華させる。 職人顔負けの、見事な仕事だと自負していた。 満足のいく虐待に、ゾクリとした快感が、いちごの身体を貫いた。 熱で当てられたように顔が熱くなるのを感じる。 苦痛の表情で固まったゆっくりたちが、いちごの視界を刺激し続けていた。 極楽いちごは自分の子供っぽい本名を、嫌っていた。 小柄な体型も相まって、必要以上に子ども扱いされることが多かった。 同級生に優しく扱われることは不快ではなかったが、食事中に生暖かい視線を感じることがある。 それは小動物を見るような視線。 入学した当初は同級生と親しむために甘んじて受け入れていたが、その扱いは次第にいちごにとって不快感に変わっていった。 可愛いという言葉は、己を侮辱する言葉だと思う。 年相応の扱いを受けたいいちごにとって、軽視は自分の人間性に対する挑戦なのだ。 もっとも、一度固定した扱いを変えることは難しい。 いちごの友人たちはそれほど悪い人間ではなかったため、なかなか言い出しにくかったのだ。 そのままずるずると月日が経ち、いつの間にか1年以上経っていた。 いちごが日常的に屈辱感を感じることは多々あった。 高校生になった今でも、私服で出歩いたときなどは、小学生に間違われる。 小柄な肩幅が、年齢以上にいちごを幼く見せていた。 たとえば友人たちと映画館に行ったときなど、毎回のように問答があった。 「『ゆヒドゥン』、高校生一枚ください」 「えっ? ・・・・・・学生証をお願いします」 わざわざR15の映画を見るほうも悪いのだが、毎回恒例のやりとりにいちごは辟易としていた。 友人たちは、学生証など確認されていない。 いちごだけが、提示を求められていた。 苦笑する受付のお姉さん。 ニヤニヤ笑う友人たち。 屈辱的な自分。 いちごは自分の扱いを、不当に感じるのであった ストレスがたまると、校内で飼われているゆっくりたちを虐待するのだが、 それでも足りない場合は、ゆっくりを取り扱う料理屋に行き、たまった鬱憤を晴らすのだった。 ゆ好み焼きは小麦色に焼き色が付き、甘い匂いが店内に広がっていた。 いちごはへらをつかい、生地に埋まったゆっくりを真っ二つにした。 大きく口を開けた赤ちゃんゆっくりが、二つに分かれてへにゃりと崩れた。 ### 少し早い夕食を食べ終わったいちごは、料金を支払うと、寮へを帰っていった。 校門で外出証を見せ、当直室に向かう。 これから外出するのであろう2、3人のグループが、楽しげに談笑しながら脇を通っていった。 知らない顔ぶれ。 下級生たちなのだろう。 いちごは当直室のドアの前に来た。 学園の寮内に住むものは、人員把握のために外出証が必要だった。 門限も厳しく定められているため、深夜外泊など当然できない。 もし規則を破ろうものなら、連帯責任で寮内の全員があおりを食うため、表面上規則は守られていた。 いちごはドアをノックして返事を待つ。 応答の声。 いちごは当直室に入った。 「失礼します」 「おかえり。極楽はやいねぇ、もう帰ってきたの?」 「はい。外出許可、ありがとうございました」 当直室のソファにもたれかかって、雑誌を読んでいるのは、本日の当直教師、千夜先生だ。 いちごは軽く会釈すると、外出証を機械に通した。 小さな札が吸い込まれ、機械がカリカリと音を立てる。 いちごは機械を見つめながら、ゆっくりたちの叫びを思い出していた。 機械のように無反応なら、虐められることもないのに。 いちごは機械を見つめながら、さきほどの料理を思い出しているのだった。 どこかぼんやりとしたいちごの動作に、千夜は思い当たる節があった。 教師としての感性が反応する。 「・・・・・・お前、またやっただろう?」 「何がですか?」 「とぼけちゃって。コノヤロウ、またゆっくりを虐めたんだろ? 私には判るんだよ」 校外でのゆっくり虐待は禁止。 生徒たちの表情を見慣れている千夜は、敏感にそのことを読んだのだ。 いつの間にか千夜は、いちごのそばに立っていた。 意地悪な微笑を浮かべて、いちごを見下ろしている。 その身長差に、いちごは本能的に反発心を感じた。 「何もしてません。ちょっと外の空気を吸いたくなっただけです」 「へぇえ」 一物含んだ千夜スマイル。 おもむろに立ち上がった千夜は、いちごの背後に回ると、小さな身体を両腕で抱え込んだ。 「ちょ・・・・・・先生!?」 「ウソばっかり。ほんとはやったんだろ?」 「やってませ・・・・・・あっ、何を」 がっしりと身体をつかまれたいちごは、動こうにも動けない。 逃れようと抵抗するが、その体格差は絶望的。 ライオンとシマウマの戦いのような、一方的な蹂躙なのだ。 耳元にかかる千夜の吐息に、いちごはゾクリとしたものを感じた。 「せ、先生、やめてください」 「先生嘘つきは嫌いだよ。正直に言いなさい」 「だ、誰が・・・・・・あっ」 いちごの薄い胸元から降りていった千夜の手が、スカートのなかに潜り込んでいく。 太ももを撫でるようにつたっていき、布で隠されたいちごの敏感な部分に触れた。 「いい加減に、してく、ださい」 「ダメだね。悪い子にはお仕置きだ」 捲り上げられたスカートが、いちごの下着を晒している。 股間に添えられた手が、ゆるやかに移動していた。 指先が、柔らかい丘陵に触れる。 「くぅぅ」 「あれあれ?」 千夜が触れた布地は、じんわりとした湿り気をもっていた。 汗とは違った、特定部位にしかできない染み。 千夜はにんまりと笑った。 「何かしら? 変な湿り気があるわね」 「!?」 いちごは身体を硬直させる。 ゆ好み焼きでの遊びは、確かにいちごに興奮を与えていた。 精神の快感は、無意識のうちに肉体にも及んでいたのだ。 「お前、高校生にもなって、お漏らししたの?」 「ち、違います・・・・・・そんなこと・・・・・・」 「ふーん、じゃあこれはなんなのかな? ・・・・・・まったく、お前は仕方ない奴だよ」 「あ! ああぁ!」 獲物を絡め取った蜘蛛のように、千夜の手はいちごの身体をまさぐっていった。 胸をまさぐり、股間に添えた手をぐりぐりと動かす。 下着の染みは、徐々に大きさを増していった。 羞恥の色に染まったいちごの顔。 気づかれてしまった恥ずかしさからか、抵抗力は次第に小さくなっていく。 いまや千夜の両腕を握り締め、真っ赤になってうつむいている。 「あれ、大人しくなっちゃった。観念したの?」 「・・・・・・」 「正直に言いなさいよ。でないといつまで経っても終わらないよ?」 「・・・・・・」 いちごは答えたくなかった。 力で相手に言うことを聞かせようとする人間に、克己精神が反応したのだった。 とにかく反発してやろうと思う。 「意地っ張りね」 「んんッ」 千夜の指が、布地のスキマからしっとりと濡れそぼった中に潜り込んだ。 下着の中はヌラヌラとした愛液が溢れ、千夜の指に絡み付いてくる。 力を加えなくても、どこまでも入っていきそうだった。 「こんなに濡らして、そんなに楽しかったのか?」 「やあぁ・・・・・・やめ・・・・・・て」 未だ男を迎え入れたことのない部分を弄られ、恐怖と快感の混ざった感情がいちごの中を蠢く。 潤滑された千夜の指は、コリコリとした陰核を押しつぶした。 「くぅ・・・・・・んっ・・・・・・あぁん」 緩急をつけた指使いは、強制的に快感を引きずり出す。 いちごは口に手を当て、声が漏れないようにしていたが、与えられる快楽の大きさは、 自制心を上回りつつあった。 千夜の指がいちごの秘所をこね回すたび、口元から声が漏れる。 狭い当直室内に、淫靡な声が響いた。 いちごの声を堪能した千夜は、次の場所目掛けて指を動かした。 粘液にまみれた千夜の指は、陰部を通り過ぎ、肛門をまさぐった。 きっちりと閉じたつぼみの中に、愛液に濡れた千夜の指が潜り込む。 驚くほどの締め付けが、千夜の指に伝わってきた。 「あ、あ、あ」 いちごは太ももを締め付けて必死に抵抗していたが、腰に力が入らない。 体内に潜り込んできた指に、激しい恐怖感を覚える。 慌てて千夜の腕を戻そうとしたが、少しも動かない。 先ほど感じた反抗心はすでになりを潜め、いちごは許しを求めるようになった。 「ひいぃ・・・・・・ごめん、なさい。ごめんなさいごめんなさい」 「謝らなくてもいいわよ。ほんとの事を聞きたいだけ。・・・・・・ゆっくりを虐めてきたんでしょ?」 「あう、ううう、し、しました。ゆっくりを、やうぅ、虐めました。虐めましたぁ」 「やっぱりね。最初から素直に言いなさいよ」 千夜はようやくいちごの身体を解放した。 へたり込んだいちごは、当分の間、立つことができなかった。 自分自身を抱きしめて、座り込んでいる。 千夜は興味をなくしたようにソファにもたれると、雑誌を読み始めた。 「これからは気をつけること。さ、戻ってもいいわよ」 「・・・・・・」 身体が動くようになったいちごは、逃げるように部屋を出て行った。 乱暴に閉められたドアが背後で大きな音を立てる。 いちごは階段を一気に駆け上がり、自室に飛び込んだ。 荒い息をついている。 いちごはベッドに飛び込むと枕に顔を埋めた。 握り締められた拳が、大きな枕を叩く。 生まれて初めて、他人から与えられた快感に対する屈服。 少しでも快感を感じてしまった自分の精神が恨めしかった。 果てしない屈辱感がわき上がってくる。 絶対に、絶対に許さない。絶対にだ。 ギラギラした瞳のなかには、怒りの情念が宿っていた。 夕焼けの寮内に、今一人の復讐者が誕生したのだった。 おわり 次回予告 復讐に燃えるいちごだったが、火照った身体を沈めるため、イケナイ一人遊びを行った。 突然開くドア。好奇と軽蔑の瞳がいちごを貫く。 次回ゆっくり学園 「大ピンチ! 同級生の甘い罠 禁断の同時絶頂(ダブルフィーバー)!!」 どうぞお楽しみに。 あとがき お読みいただきありがとうございました。 チル裏で出ていたゆ好み焼きネタを使わせていただきました。 TRPGのロールプレイをしている感覚で書いたのですが、途中で死にたくなったりも。 ガープスでサディストのキャラを使ったら、物語が破状しそうになった極楽151号でした。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2795.html
ゆっくりおろしていってね!!! ※ぺにぺにとまむまむ注意です ある日、森を散歩していたら、身重のゆっくりれいむに出会った。 動物型のにんっしんというやつだ。 聞けば、一緒になったゆっくりまりさがゲスだったらしく、 子供が出来たと分かるや、れいむを捨てて逃げてしまったのだそうな。 不憫に思ったので、何か出来ることはないかと尋ねた。 「ゆぅ〜れいむはほんとうはあかちゃんはほしくなかったよ!! まりさがすっきりしたいっていうから、れいむさせてあげたんだよ!!」 言いつのるれいむ。どうやら望まぬにんっしんだったらしい。 いわゆる「やり捨て」の状況だった。れいむがまくし立てる。 「これからもうふゆだっていうのに、まりさったら!!やらせろやらせろって、 すこしもおしごとしないんだもん!!れいむやんなっちゃうよ!!」 身につまされるご発言である。それから延々とれいむは元つがいへの不満をぶちまけた。 やれ一日中寝転んで餌を取りに行かないだの、そのくせ食い意地だけは張ってるだの、 やれ大して器量がよくもなかったけど、つい、黒くてぶっといぺにぺにに惹かれただの…。 気がつけば太陽が西に沈もうとしているではないか。 会話(一方的な)を切り上げようとすると、れいむが深刻な面持ちで切り出した。 「おにいさん、れいむしゅっさんはいやだよ…。ぜんぜんたべもののたくわえないのに、 あかちゃんがいたらふゆをこせないよ!!れいむもっとゆっくりしたいよ!!」 「そんなこと言うと、赤ちゃんがかわいそうじゃないか…。とは言え、 お前の命もかかってるわけだしな。よし、名案があるんだ。うちへ来い」 「ゆゆゆっ!?」 虐待お兄さんの柄にもなく、身重れいむを抱きかかえて、自宅へ運んできてやった。 なに、これから、虐待とほぼ等価の行為をおこなえるわけだから、安い物である。 「おにいさん、ここがおにいさんのおうち!?とってもゆっくりできそうだね!! すごくあったかくて、れいむここならあかちゃんうめそうだよ!!」 「おいおい、勘違いしてもらっちゃ困る。れいむ、お前は赤ちゃんをどうしたいんだ? たとえ、ここで赤ちゃんと冬を越したとしても、この環境に慣れきったお前達が、 再び野生の世界で上手くやっていける保障はないんだぞ」 「ゆぅ〜そうだね。でも、それじゃあ、あかちゃんはどうすればいいの? れいむ、まりさにかえってきてほしいよ…」 未練がましくすすり泣きを始めるれいむ。うっとうしいことこの上ない。 「泣かないでくれよ。とにかく、赤ちゃんは俺が何とかしてやる。 良い方法があると言ったろ?」 「ゆぅ〜、ほーほー?あかちゃんもゆっくりできる?」 「ああ、永遠にな」 「ゆっ!!じゃあおにいさんにまかせるよ!!」 ゆっくり特有の警戒心の薄さ、論理力のなさで、満面の笑みとともに、 赤ちゃんの処遇を見知らぬ者に一任するれいむ。まったく、仕事がやりやすくてかなわない。 「よし、それじゃ話は早い。ここに寝転んでくれ」 「ゆぅ?れいむおねむじゃないよ!!」 「いいからいいから。そうでないと、赤ちゃんがゆっくり出来ないぞ?」 「ゆぅ〜、ゆっくりおやすみなさい!!」 何か勘違いしているれいむを尻目に、麻酔代わりのアルコール注射の準備をする。 はや、寝こけているれいむに、そいつを注射し、声をかける。 「おい、気分はどうだ、れいむ?声が聞こえるか?」 「ゆぅぅ…ゆっ?おにいさん、どうしておこすの!!」 仕方なく、れいむのほっぺをつねってみる。 「ゆうぅっ!おにいざん、やべで!!れいむいだいのいやだ!!いやだいやだやだやだや」 「どうだ?」 「ゆっ!!いたくないよ!!そういえばれいむつよいこだもん!!」 完全にアルコールが回ったらしい。酩酊しない程度の量だが、運動機能と、 痛覚を麻痺させることができた。これで、手術の準備は完了である。 「よし、れいむ。それじゃあこれから、お前の赤ちゃんを取り出すぞ」 「ゆっっ!??おにいさん、なにいってるの? あかちゃんはまだゆっくりしなきゃいけないんだよ!!」 「ゆっくりしてたら、産まれちゃうだろ。その前に、掻き出してやるんだよ」 「ゆ゛うううううううううう!!!!やべでえええええええ!!!! あがぢゃん!!やべでっ!!でいぶのだびじなあがぢゃん!!!」 「はいはい。まったく、どうしたいんだよ」 まず、産道を拡げて、中身を出しやすくせねばならない。へガールという器具を要するが、 そんなものは持ち合わせていないので、やむなく、まむまむの入り口に切り込みを入れて、 素手でも拡げやすいように「整形」する。使うのは100均で手に入れたキッチンバサミで、 購入してからおよそ半年、一度も洗浄したことのないものだ。所々サビている。 「ゆぴっ!?おにいざん、そそそそそそれ、どどどうずるの!!??」 「どうするって、れいむのまむまむを拡げなくちゃ、掻き出す器具を入れにくいじゃん」 「やべでっ!!がぎだずの、やべでっっ!!!!!!!」 容赦なく、ハサミを縦に二箇所に入れる。これで、手で拡げやすくなったぞ。 「ゆっぎいいいいいいいいいい!!! でいぶの、でいぶのさーもんぴんくのまむまむがああああああああ!!!!!!!」 「馬鹿、痛くもないのに叫ぶんじゃないよ」 確かに痛みはないのだろうが、まむまむを切り裂かれたのはショックだったらしい。 非常に声が大きくうるさいので、さっさと済ませてしまうことにした。 「よし、準備は終わったぞ、れいむ。これからお前の赤ちゃんを掻き出すからな」 「ゆ゛っ゛!?おにいざん、やべでぐだざい!!! でいぶ、やっばりあがぢゃんをぞだでまず!!!だべものもあづめまず!!!!!!」 「なんだ、気が変わったの?」 「はい゛!!!!だがら、だがら、おうぢにがえじでねえええええええええっっ!!!!!」 「悪いけど、面白そうだから続けさせてね。れいむも、自分の赤ちゃんが掻き出されるところ、 じっくりそこで見ていってね!!!」 「ゆっがあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 人間の胎児の掻爬は、特別な鉗子を用いて行うそうだが、ここには当然ない。 代わりの器具として、愛用の、先割れになっているパフェ用の、柄の長いスプーンを取り出す。 先ほどパフェを食べた時に使ったもので、チョコソースやコーンフレークがこびり付いたままだ。 「いくぞ、れいむ」 「やべでっ!!!やべでっ!!!!!」 口の端から、餡子色の泡を飛ばして嘆願するれいむ。しかし、ゆっくりの堕胎という、 世にも珍しいシチュエーションを楽しまない手はない。 先割れスプーンを、拡げたれいむのまむまむに突き立て、産道をズブズブと掘り進んでゆくと、 何か異質な物体に、スプーンの先端が触れた。 「お、れいむの赤ちゃんみっけ」 「ゆ゛っっ!!!!おにいざん、ぞごじゃないよ!!!でいぶのあがぢゃん、 もううまれだがら、ぞごにはもういないよ!!!!!!!!!」 「はいはい」 早速、突き当たった物体に、スプーンを刺してみる。思ったより柔らかく、楽々削り取った。 後はもう簡単なことで、次々に、未熟な赤ちゃんの体を破壊し、掻き出してゆくだけだ。 受け皿代わりのゴミ袋に溜まっていく物体と粘液を見た所によると、どうやら赤ちゃんは、 れいむ種のようである。髪は生え揃っていないが、赤いリボンは既に形成されていた。 「ぎぼぢわるい!!!ぎぼぢわるいよおおおおおおおおおおお!!!!!」 「れいむ、おめでとう!!元気なれいむ種の赤ちゃんだったよ!!」 「ゆ゛っ゛がぎゃ゛ああああああああああああ!!!!! べいぶのあがっ、ぢゃああああああああああああああああああああん!!!!!!」 やはりれいむはブタだった。こうして、テンポ良く、3匹分と見られる赤ちゃんゆっくりを、 完全に掻き出し終える頃には、れいむは「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣を起こし、 正気を失いつつあった。痛みを感じないとは言え、自らの赤ちゃんが掻き出される様を、 目の当たりにしたのだ。当然の結末といえる。 「ああ、いい仕事したなぁ。後はこいつの始末だけか」 ペンライトで、れいむのまむまむの奥を照らしてみると、無数の傷が出来ていた。 どうやら、手際が悪かったらしく、母体を傷つけてしまったようだ。 どんな形であるにせよ、子を排出した母体ゆっくりのまむまむはしばらく閉じないそうだから、 この傷が元で致命的な感染症にかかり、命を落とすであろうことは明白だった。 いや、それ以前に、麻酔が切れてしまえば、痛みでショック死するかも知れない。 もはや、虐待の楽しみは満足させられてしまった。満身創痍で脱力しきったれいむを、 窓から外へ放り捨てる。数度バウンドし、「ゆべ」とか何とか、うめいた。餡子が飛び散る。 僕は器具として使ったスプーンとキッチンバサミに目をやった。 得体の知れない粘液にまみれ、これはもう二度と使い物にならないだろう。 今度ゆっくりの堕胎手術を行う時は、木の枝か何かでやろう、と思った。 byハチの人 ご指摘を受け、色々と試行錯誤してみました。少し、文章がほぐれたのではないでしょうか。 だといいなあ。皆様ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/open2chkootewiki/pages/60.html
ソウツマン 提供 Vikipedia 移動先 案内、 検索 基本情報 コテハン名 ソウツマン トリップ ◆FlGjo75OMs レスの属性 SS 活動開始時期 2014年11月頃 出身板 おーぷんVIP 主な出現スレ やる夫スレなど Twitter @soutuman レーティング 5.00 (2 票) ソウツマンは、おーぷんVIPで活動しているコテハン。 概要 主にやる夫SSの執筆・公開をメインとした活動をしており、現在までに6作品が掲載されている[1]。 作品リスト やる夫が神になりたかったようです ニートのやる夫がゆーちゅーばーになるようです やる実ちゃんは殺人鬼だよ! ニートのやる夫がまとめブログの管理人になるお! クズのやる夫は旅に出る じゃがりこの中に爪楊枝を入れる仕事の採用試験に受かったお!!!!! 出典 ^ 2015年2月23日現在。 「https //2ch.me/vikipedia/index.php?title=ソウツマン oldid=4987」から取得 カテゴリ おーぷんVIPコテ名鑑 案内メニュー 個人用ツール ログイン 名前空間 ページ 議論 変種 表示 閲覧 ソースを表示 履歴表示 その他 検索 案内 最近の更新 今後の更新予定一覧 おまかせ表示 練習用ページ アナリティクス コテハンの一覧 ニュー速VIP ニュー速VIP+ ラウンジクラシック 自己紹介板 Open2chVIP 2ちゃんねる(その他) その他一覧 Vikipediaの項目一覧 過去の煽り合い レスの属性 煽りに関する理論 2ch外のサービス 用語・慣用句 コテの組織 コテ評価 VIPコテ史年表 コテハン流行語大賞 コテハンSSの一覧 おーぷんVIPコテ年表 ページの短縮URL https //2ch.me/vikipedia/?curid=379 ツール リンク元 関連ページの更新状況 特別ページ 印刷用バージョン この版への固定リンク ページ情報 このページの最終更新日時は 2015年12月21日 (月) 17 56 です。 �c�C�[�g このページは 462 回アクセスされました。 プライバシー・ポリシー Vikipediaについて 免責事項 モバイルビュー
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/649.html
ゆっくりを拾ってきた 7KB ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※フリーターお兄さんがあるゆっくりを拾ってきました。どのゆっくりを拾ってきたか推理してください。 ※短いです。 ※あとがきでアンケートがあります。 ゆっくりを拾ってきた 作、長月 ふん、ふ、ふーん。世界の皆様こんにちわ。フリターお兄さんだよ。 今日の俺はとても上機嫌なんだ。鼻歌をくちずさむ、もとい鼻ずさむ程に。 理由はこの手に抱えているゆっくり。仕事から帰る途中空き地にいた見慣れないゆっくりだ。飼ってやろうといったらおとなしくついてきた。 名前は知らないがこいつは確か前に数十万する希少種だとテレビでやっていたやつだ。 こいつをゆっくりシヨップ店員である兄貴に裏ルートで売ってもらえば大もうけだぜ。 そう思うとゆっくりのふてぶてしい顔がいとおしく思えてくるから不思議だ。緑色の髪や変わった帽子もチャーミングに見えるぜ。 ふうやっとアパートに帰ってこれたぜ。俺は手に抱いていたゆっくりを部屋に放す。 ゆっくりは俺の部屋を見回すとやれ汚いだの、ズボンが脱ぎっぱなしだの文句を言い始めた。 不思議饅頭の分際でこの野郎と思ったが、大事な金づるだ。大目に見よう。 このままだとえんえんと文句を言ってそうなのでなにかおもちゃを与えよう。 そう思い俺はおはじきとビー玉をゆっくりに与えた。帰る途中このゆっくりのためにおもちゃ屋で買ったものだ。 しかしゆっくりはそれには興味を示さずなぜかあさっての方向を見ている。 なんだろうと思いそちらを見るとそこには、出しっぱなしにしていたオセロのゲーム盤があった。こないだ兄貴とやったまま出しっぱなしにしていたのだ。 ためしにオセロを与えてみる。 さっきとは違い興味しんしんの様子だ。オセロのコマをひっくり返したりしながら遊んでいる。どうやら気に入ったようだ。 ゆっくりは普通地味なオセロのコマなんかより、きらきらしたおはじきとビー玉を好むものなのに。 おかしなやつだ。 続けて俺はゆっくりが寂しがらないようにぬいぐるみを与えることにした。本来ならつがいのゆっくりを用意したいところだがけんかでもしてこのゆっくりが潰されでもしたら元も子もない。どうせすぐに兄貴が引き取りに来るのだからぬいぐるみで十分だ。 そう思いながら押入れからぬいぐるみを出す。一時期UFOキヤッチャーにはまって、とったぬいぐるみの処分にこまったものだがこんな形で役に立つとは。やっぱりゆっくりの相手だからゆっくりのぬいぐるみがいいよな。 そう思いぬいぐるみをゆっくりの前に並べていく。れいむ、ありす、ちぇん、みょん。通常種オールスターだ。 最初はもじもじと遠目に見ているばかりだったがやはり一匹でさびしかったのかすぐにぬいぐるみにすーりすりし始めた。 そんな姿を横目で見つつ、俺は押入れの奥にまだゆっくりのぬいぐるみがあることに気づいた。 ゆっくりまりさだ。 こいつがいないと通常種オールスターとはいえないな。 そう思い何気なくゆっくりまりさをぬいぐるみたちの列にに加えたところ・・・・ 奴の表情が急速にこわばった。 えっ、と思った瞬間 「までぃさはゆっくりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 とひきつけを起こしたごとく泣き出した。なんだなんだ、いったいどうしたんだ!?昔まりさにいじめられでもしたのか? 「ゆびぇぇぇぇぇぇん!!!」 とにかくこのままじゃ近所迷惑だ。大家さんに怒られる。 俺は慌ててまりさのぬいぐるみを押入れに隠し、なにかこのゆっくりをあやせるようなものがないか探す。 おっ、これなんかいいんじゃないか。そう思い、ある動物のぬいぐるみを手に取る。 こいつなら老若男女、万人に人気があるからこいつも気に入るはず。 そう思いそのぬいぐるみを奴の前に出す。 「ほーらかわいいパンダちゃんだよー。」 これで泣き止むはずと思ったが 「ゆぎやぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!」 と恐ろしいものでも見たかのように目を見開いて叫び、そのまま白目をむいて気絶した。 結果的静かになったものの・・・何か俺こいつに悪いことしたんだろうか? 俺は気絶したゆっくりの前で首をかしげた。 まあとにかく応急処置のほうが先だ。元気になってからわけはじっくり聞けばいい。 そう思い俺は冷蔵庫からオレンジジュースを探す。ゆっくりはオレンジジュースさえかければ大抵の怪我なんかは治るから安上がりでいい。 冷蔵庫の上から下まで全て見たがオレンジジュースが見あたらない。どうやら昨日飲んだので買い置きは最後だったらしい。オーマイゴッド、なんてこったい。あるものといえばビールや麦茶などゆっくりには飲ませられないものしかない。 しょうがない、これを使うか。俺は冷蔵庫の下の段を開け紙パックを取り出す。本当は今日風呂上りに飲むつもりだったんだけどしかたない。あいつを売った金があればこんなものいくらでも買いなおせる。 こいつなら適度に甘みもあってゆっくりの治療にはもってこいだ。ゆっくりは甘いジュースでも治療できるからな。 俺は紙パックからゆっくりの顔に茶色の液体をすこしづつたらした。効果てきめん。すぐに奴は目を覚ました。 「ゆう・・・おにいさん・・・」 まだ意識ははっきりしていないようだがもう大丈夫だろう。俺は紙パックから少しずつジュースをたらしてやる。 「な・・・なにそれ?」 「なにって・・・コーヒー牛乳だがそれがなにか?」 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 町中に響きわたるような大声をあげ、痙攣するゆっくり。そして 「もっとゆっくりしろくろつけたかった・・・・」 そう言い残しそのまま死んでしまった。 次の日、兄貴は俺に教えてくれた。 こいつがゆっくりえいきと呼ばれるゆっくりであること・・・ 白黒はっきりしないものにアレルギー体質をもっていることを・・・・ 今日の希少種 ゆっくりえいき 希少度 A ゆっくりの群れにおいて裁判官の役割をするゆっくり。こまち種をおともに連れていることもある。 白黒はっきりつけないと気がすまない性質で、説教くさい。 また本作のように「白黒はっきりしないもの」に強いアレルギー体質を持つものもいて、こういった個体にはコーヒー牛乳などは猛毒なので絶対に飲ませてはいけない。 あとがき いつも読んでくれてありがとうがざいます。長月です。前回は「あるまりさの一生」で多くのコメント本当にありがとうございます。 希少種のゆっくりSS作家をめざす長月としては通常種ネタが一番人気があるというのは少し複雑ですが、やはり多くの人に面白いといっていただけるのはうれしいです。 ゆっくりSSに推理の要素を加える今回の試みでしたがいかがだったでしょうか? 補足説明させてもらいますと なぜまりさやパンダのぬいぐるみをいやがるか→白か黒かはっきりしないから。(まりさの通称は白黒) なぜコーヒー牛乳で死んだのか→白(ミルク)か黒(コーヒー)かはっきりしないから。 となっています。 今回はもうひとつ新しい企画として次に長月が書く話を読者の皆さんに選んでもらおうと思います。 読みたい話をコメント欄で書いてもらい、次に書く作品の参考にさせていただくことにしたいと思っています。 (題名は全て仮題です。変わる場合があります) 今自分の考えている話としては 「ある○○○の一生シリーズ」 ?寂しがりやのありすが主人公 「あるありすの一生 偽りの楽園」 ?母性の高いれいむが主人公 「あるれいむ一生 我が子のために」 ?ドスまりさが主人公 「あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ」 その他 ?ある群れに伝わる因習。 「奈落」 ?「またにてゐ」のてゐの過去 「昔々のおはなし」 ?「選ばれしゆっくり」ののーぶるれいむは生きていた。のーぶるれいむの飼いゆっくりになるための秘策とは。 「ゆっくり Change the World」 ?絶対にばれない虐待方法を見つけた男の話 「終わらない悪夢」 以上の話の中から読みたいと思うものがあれば番号をコメントに書いてください。 こんなことしないで全部書けよと思われるかもしれませんが、すいません、遅筆なのでとても全部書く時間がないんです。そのくせ書いてる途中アイデアが出たらそちらのほうを書きたくなるし・・・ たくさんのコメントお待ちしております。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る じゃあれいむもか(紅白饅頭) -- 2016-01-29 17 34 13 えいきっきがあ… -- 2015-08-14 12 45 48 知らなかったとはいええいきをタヒらせたのはもったいないですね -- 2013-06-06 13 41 09 くそぉ、もっと白黒(ryまで気づかなかったorz -- 2012-12-10 00 12 41 コーヒー牛乳は普通のゆっくりでもあぶなくね? -- 2012-06-02 11 33 51 小言の時点ではえいきとかゆうかりんとかのしっかりしてる系かな? オセロの時点でえいきかな?ってなって パンダとゴミ黒白の下りでこれはえいきで決定だな。 ってなる。ちょっとひねりが足りないんじゃないかと思った。 おもしろかったけど。 -- 2011-11-09 02 08 14 そのえーきをこっちによこせ! -- 2011-08-25 07 58 01 えいきっきの中身はイカスミまんだと思う -- 2011-03-13 19 37 56 価値を知らないというのは恐ろしいことだな -- 2011-01-10 18 23 08 緑の髪、変な帽子で、40秒ほど悩んだらえーきが出てきた。10秒ぐらいできづかないとなーとおもったけど、 気付いたでけで俺的には満足 -- 2010-12-11 23 03 11 えいきの中身ってなんだろ? -- 2010-09-12 06 01 28 オセロの時点でバレバレ -- 2010-08-27 00 24 52 えいきっきが…もったいない… -- 2010-06-21 11 39 06
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/264.html
実に投棄場行き 虐待成分薄めどこか0 ――――――― ゆっくりを虐めたい、そう思い立ち山を歩くこと数分、ゆっくりまりさを見つけた。 草を千切り、口に詰め込んでいるが食べている様子はない。 巣に持って帰るのだろうと思い、ゆっくりまりさの後をつける、 しばらくするとゆっくりまりさの巣であろう小さなほら穴に到着した。 「ゆっくりもどったよ!」 「おかえり、まりさ」 家族がいるようだ、後をつけてよかったと口をゆがめる。 そっと中を覗き込むとにんっしんしているのであろうゆっくりれいむが一個、 幸せでないと胎生の出産はしないと聞くが、心なしかそのゆっくりれいむは悲しそうに見える。 「ここをあかちゃんのねるばしょにしようね!」 ゆっくりまりさは運んできた草をゆっくりれいむの前に広げた なんという幸運、ゆっくりの出産まで見ることができそうだ、 饅頭の事情なんぞ知ったことではない、子ゆっくり共々どうやって虐めてやろうかと思いを馳せる。 「…まりさ、あっちにいってもいっしょにゆっくりしようね」 「ずっといっしょだよ!やくそくするよ!」 あっちに行く?逝く?、出産で死ぬということなのだろうか、どちらにしても意味がわからない。 「ゆげっ…げぷぅ…ぇ゙っ…お゙げぇ゙ぇ゙゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 突然ゆっくりれいむが"何か"を吐き出しはじめた、 カエルの卵のような"何か"を。 出産が始まるとばかり思っていたのだがそれよりおぞましい光景に目が釘付けになる。 数分後、いや数秒のことだっただろう、残ったのは白目をむき、苦悶の表情のままピクリとも動かないゆっくりれいむ、 カエルの卵のような"何か"、そしてゆっくりまりさ。 「れいむ、いっしょにゆっくりしようね…ゆぶぅっ…げべぇ…ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 一言放ちゆっくりまりさは白くてどろどろした"何か"を、カエルの卵のような"何か"に吐きかける。 やせ細り、この世の終わりのような表情を浮かべ、ゆっくりまりさも動かなくなった。 後に残されたモノは気持ち悪い"何か"、動かなくなった二つの饅頭、静寂。 「うわああああああああああ!」 何故だかとても恐ろしくなった俺は大声を上げ、その場から逃げ出した。 逃げながら心のどこかで思った、俺は虐待お兄さんにはなれない、と。 ――――――― 最後まで読んでくれた人ありがとう!そしてごめんなさい。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5398.html
お兄さんに引き渡された子供は怯えていたただ2匹はまだ余裕かましていた「さて、では殺すね」 「ゆ?劣った種族の人間が何言ってるの?ばかなの?死ぬの?」 「そうだぜクソ人間なんてったって魔理沙には最終兵器があるんだよ?このエクスカリバーが」そう言ってそんなに尖っていない鉛筆を取り出してきた「うわー強そうだなーわかった奴隷になるよ(棒)」「ゆっへっへそうしないとこれでクソ人間ぐらいひと刺しだぜ」すっかり罰を受けにきたのを忘れたらしいまあ好都合だが俺はそうやって油断させておいたそしてすぐさま奪ったついでに帽子も「ゆゆっ?クソ人間何するんだぜ!早くお帽子さんとエクスカリバーを返すんだぜ!そうしないと殺すよ?」返事は帰って来ない そしてお兄さんは帽子びりびりに破いた「ゆわぁぁぁぁぁ!!まりしゃのお帽子さんがぁぁぁぁぁ!!」「·····」霊夢は黙って見ていた「おい!!クソ人間!!!!もう殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!!」そう言って突進していったもちろん全然効かない「ゆゆっ何でぇぇぇぇぇ!?ゆわぁぁぁぁぁ!!なんでだぜ!?なんでだぜ!?」「黙れ」パーン!!お兄さんのビンタが炸裂した「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!いぢゃいいぢゃいいぢゃいよぉぉぉぉぉぉ!!霊夢!助けてくれだぜ!」魔理沙は霊夢と一緒に戦えばこんな人間すぐやっつけられ、群れに報復できて里を乗っ取れると思っていた だが霊夢は予想を裏切った ドーン!ポスっポスっポン「ゆ?霊夢?なんでだぜなんでだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」「1人で勝てないゲスはしねえぇぇぇぇぇ!!」 「ふーん なら霊夢は勝てるかな?」「ゆ?当たり前でしょ?霊夢は最っ強なんだよばかなの?死ぬの?」また同じように突進してきたもちろん全然効かない「ゆぅぅぅ!!こんのっ!こんのっ!!こんのぉぉぉぉぉぉっ!!!」「ん?それで本気なの?俺に1人で勝てないならここの全員敵に回すことになるよ?」「ゆ?ゆ?ゆ!?ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?」「ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!」どうやらプライドが崩れたのと全く効かないので狂ったらしいただ 数分後には息を切らしながら戻っていたそして数分後には死ぬだろうと言うものを食らわしてやった『ゆ?ゆ?何で?何で最強の霊夢が負けたの?何でこうなったの?そうだすべての原因は魔理沙だ魔理沙が勝てないから霊夢はやられたんだくそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!魔理沙めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』「魔理沙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」霊夢は最後に魔理沙を恨みながら死んでいったさて次は子供だだけど子供は雑に潰していった3分後···さてこいつで最後か「ま 待ってだぜぇぇぇぇぇ魔理沙を殺すとおとーさんとおかーさんに殺されるよぉぉぉぉぉぉだからやめてねぇぇぇぇぇ!!」「おかーさんは死んでるけどね」「何でなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぶっ!?」さて後は魔理沙だけか ん,そうだこいつは山に捨てよう!「魔理沙安心しろお前だけは怪我させずに山に戻してあげる!」「ゆ?本当かぜ?」「ああ」魔理沙はその瞬間最高の喜びを感じた シュルッ 気づくとリボンがほどけていたこれで手として使うこともできない「ゆ?何でなのぉぉぉぉぉぉ!!お兄さん約束が違うんだぜなんでリボンさんほどくのぉ!」「約束は守ってるよだってまだ怪我はさせてないだろ?」その瞬間魔理沙は直感したどういう目的かをだが時既に遅しもう山の方に飛んでいた「お空をとんでるみたべっ! ゆ?ここはおやまさん!ついに生きて戻ってきたのぜ!また群れに入るのぜ!」まだ魔理沙は気づいていない帽子がないことに「ゆ?あそこに群れだぜ!おーい」パ「ん魔理沙?」ア「都会はな魔理沙の声だわぁぁぁぁぁん!!」「魔理沙どこなの?」「魔理沙どこぉぉ」「魔理沙ー」「ゆ?ここにお帽子のないゆっくりがいるよ?」「ほんとだわ帽子のないゆっくりだわ」「ゆ?」「魔理沙ーすっきりしましょうねぇぇぇぇぇ!!」「嫌だあぁぁぁぁぁすっきりーすっきりーすっきりー」数分後あとには茎のはえた黒ずんだだけだった 完
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1910.html
【情報屋まりさ】 「あ~あ~、どうしよっかね~」 森の中に入り、男はため息を吐いた。 虐待するゆっくりを探すために森に入ったのが問題はゆっくりを捕まえた後だ。 どう虐待するか。それが男を悩ませていた。 今年で虐待歴半年になるこの虐待お兄さん。 最初は泣き叫ぶゆっくり達が面白くって、ただ虐待するだけで満足だったが 様々な虐待を重ね、もはやマンネリ感を感じずにはいられなかった。 気分的には本当に仲の良いゆっくり家族を虐待したい気分だったが そんな家族を探すのは骨が折れる。 基本的にゆっくりの家族は表面上は仲良しだがちょっと煽ってやればすぐに家庭崩壊を起こす奴らばっかりだ。 森の中を必死で探して今更そんな家族を虐待したところで面白くない。 しかし日課である虐待しなければそれはそれで気分良く今日を終わることは出来ないだろう。 二つのジレンマの間で男は悩んでいた。 その時だった。 「ゆっくりしていってね!」 声をかけられた。 男が振り向くと、そこには一匹のゆっくりまりさがいた。 なんだ、まりさか。男はそう思ってまりさを無視した。 珍しいものではないし、まりさ一匹を捕まえて虐待する気分ではない。 俺の望みは本当に仲の良いゆっくり家族なんだ。 一匹で行動してるこいつに本当に仲の良い家族なんているわけもないしな。 運が良かったな。見逃してやるよ。 男はそう思い、森の奥に進もうと思った。 「おかし、ちょうだいね。おやさいでもいいよ」 はいはい、駆け出し虐待お兄さんなら今ので虐待してくれたろうね。 でも俺は今更その程度でキミに食指は動かないの。 男はゆっくりの催促も無視してなおも進み続ける。 だが次の一言で男は足を止めることとなった。 「おにいさんがさがしてるのはどんなゆっくり? とてもなかのいいかぞく?げすゆっくりかぞく?ちょうしにのってるゆっくり? おかしかおやさいくれたらゆっくりおしえるよ。」 足を止めた男は振り返った。 「お~い、まりさ~、いるか~?おかしもってきたぞ~」 「ゆ!まってたよ。おにいさん。きょうはどんなのがいいの?」 男が森の中でそう叫ぶ。 「そうだなぁ、今日はとくにこれといったものはないな。 まりさの話聞いてから決めるよ。オススメは?」 「ゆ。まずはさいしょにげすなゆっくりいっかがあるよ。 ぱちゅりーとまりさのふうふなんだけど─────」 まりさが話始める。 三ヶ月前に初めて会ったときから、男は森で虐待するゆっくりを探すときにこのまりさからゆっくりに関する情報を買っていた。 このまりさのおかげで男のゆっくり虐待生活はとても充実したものになった。 「情報屋まりさ」 自分から正式にそう名乗ったわけではないが、ゆっくり虐待お兄さんの間でこのまりさはそう呼ばれている。 ゆっくりだからこそ得られた様々なゆっくりの情報とその住処を教えることで対価をもらって生きている。 早い話が食べ物の代わりに同種を売るゲスまりさである。 ゲスまりさとしては同種のゆっくりを売ることで食料を確保出来、 虐待お兄さんとしては理想的なゆっくり確保のための労力を節約出来る。 持ちつ持たれつの関係であった。 「───で、ひどいんだよ。のこったこどものちぇんとれいむを じぶんのこどもたちのかりのれんしゅうだいにしたり、どくそうのじっけんだいにしたり、 ありすの────。」 「ストップ!」 「ゆ?」 「ハハハハハ、ストレスがマッハだな。そこから先の情報はいらない。 もし買うことにしたら、本人から直接聞くよ。やったこと全てじっくりとね・・・・・・。 で、相場は?」 「おかしさんこ」 「おお、サービス価格だね。」 「ゆふん!」 「次は?」 「とってもかぞくおもいなゆっくりいっかだよ。 おやはまりさとありすなんだけど、このまりさは れみりゃにくわれても、いっかのみがわりになってしのうとしたんだよ。」 「傷物に興味は無いな、パス。次。」 「ゆ!おにいさん、はやとちりはだめだよ。おやのまりさはいきてるよ。かぞくぜんいんいきてるよ。」 「れみりゃに襲われたんだろ?普通死ぬだろ。」 「まりさがたすけたよ。れみりゃにたいあたりして、ちょうはつしたあと そのままそのかぞくからはなれたばしょにゆうどうしてあげたよ。 にげるときにみたけどそこまでひどいけがじゃなかったから、まだいきてるとおもうよ。」 「お前・・・よく無事だったな。つーか普通そこまでするか?」 「ゆっ!まりさがいきてないとおにいさんにうれないからね。 れみりゃなんかにはもったいないよ。 それにれみりゃみたいなのろまにはつかまらないよ」 男は呆れながらも感心した。 「───で、ありすのかみかざりをうばってどれいどうぜんにあつかってるんだよ。 じぶんたちがうけたひがいのうさを、むかんけいなゆっくりではらしてるげすのむれだよ。 ゆ~、これでこんしゅうのゆっくりはぜんぶだよ。」 まりさの商品説明が終了した。 「う~む、どれにすっかなぁ・・・・・・」 「さいごのは、きをつけたほうがいいよ。むれのありすがはんげきするきかいをうかがっているよ。 ゆっくりしてるとおにいさんのえものなくなっちゃうよ。」 「へぇ・・・反撃中か。そこに割り込むのは野暮ってもんだなぁ。そいつは後回しだ。 もし反撃が失敗したら教えてくれ。 速攻で乗り込んで行って制裁を加えてやるからよ。」 「ゆっ!ゆっくりわかったよ。」 「良し、決めた。最初のゲスぱちゅりーとゲスまりさの家族にするわ。 ちぇんとれいむの無念を晴らしてやるぜ。」 「まいどゆっくり~」 「じゃ、案内してくれ。」 「ゆっくりついてきてね。」 「ゆっくりついたよ。」 「ここか。ああ、あれが例のゲス一家ね。くくく、いかにもって悪そうな面してやがる。 お、どれいになってるれいむもいた。・・・おーおー好き勝手やってやがる。 うわさ以上・・・ムチャクチャだ。」 男はそういって持っていたお菓子をまりさに与える。 「まいどゆっくり~」 「ああ、そうだ。ちょっと待て。」 「ゆ?なに?」 「俺のダチの虐待お兄さんから伝言預かってるんだけどさ、見つけてほしいゆっくりがいるのよ。」 「ゆ?どんなゆっくり?」 「ああ・・・ええと・・・正確に言えば、場所を教えるので、そのゆっくりを監視してほしいってことだな。」 「ゆゆ~、どうゆうこと?」 「以前、あるゆっくり一家を虐待したんだってよ。 どちらの子供を残すかとか殺すかとかの二択を延々と続けるようなのって言ってた。 最後は全部殺さずに比較的善良なゆっくりだけ残したらしい。 で、お前にはそのゆっくり一家のその後を追い続けて 家族を失った時のように家庭を持ってゆっくりしだしたら教えてほしいとのことだ。」 「ゆ、そんなかわいそうなかぞくをいためつけるなんて そんなひどいことまりさはきょうりょくできな────」 「じゃがいも20個、きゅうり20本、クッキー一箱、 大変な重労働だから総額でそれくらいは出すって言ってるぞ。」 「ゆっくりしないでそのゆっくりたちのばしょをおしえてね」 「ホント・・・・・・良い性格してるよなぁ、お前。 OK。了解が取れたと伝えておく。了解が取れたら明日の真昼間にお前のところいくってさ。」 「ゆっくりわかったよ。じゃ、おにいさん、きょうはありがとね。さようなら。」 「ああ、こちらこそな。」 そういって男とゆっくりは別れた。 「さてと・・・・・・」 男は虐待対象となるゆっくりの一家が全て巣の中で入ったのを見たのを見計らって茂みから出た。 そして巣へと近づいていく。 「どうしようかなぁ・・・あれがいいなぁ・・・これがいいなぁ・・・・・・。 親は底火炙りの刑で、子は目潰して、ガラス破片ばっかりの箱の中に入れて 苦しみ続ける子供の姿を餓死するまで延々と眺め続けさせる・・・いや、駄目だ。いまいち。これではスッキリできん。 ゲス虐待は久々なんだからもっと練ったものにしないと。 そういやこの一家は同じゆっくりを奴隷同然にしてるらしいな。 設定を上手く活用できないと一流の虐待お兄さんとは言えない。よしれいむ達を利用しよう。 れいむ達だけはゆっくりsあせて今までと逆の境遇にしてやるってのどうだろうか。よし、悪くないかも。 まぁ、考えるのはこれくらいにしてとりあえず捕獲するか。う~ん、色々とみなぎってきたぜぇ。」 男は加工場製のゆっくり捕獲用ふくろを取り出した。 そして巣の中をのぞきこみそう言った。 「じゃじゃじゃーん、虐待お兄さんですよー♪」 巣の中のゆっくりが全て男の方を振り向いた。 終 書いた人 アマギン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/kasanekotoba/pages/280.html
ゆっくり【ユックリ】→じっくり,おっとり ゆっくりしているように見せるテレビの番組でも、その裏側は決してゆっくりではなく。(管理人) 2006.01.11_C09 焦らずゆっくりですね 2006.02.26 ちょっとユックリ疲れをとろうかな~ 2006.03.24_2 ゆっくりやすんでね 2006.03.24_2_C01 ゆっくりできましたか?エステとかで磨かれました? 2006.03.26 明日はチョッとした打ち合わせ以外はお休み少しユックリしましょ 2006.04.03 東京でユックリお花見したかったな 2006.04.25_C03 お久しぶりです今度ユックリ話せたらいいですね 2006.04.30_C01 ゆっくりお話が出来なかったので残念です 2006.05.07_C02 実家に2泊3日でした家族とユックリして、ほとんど遊びに行かなかったですね 2006.05.09 な~てことにもならず、ゆっくりスケジュールも組めると思います 2006.05.10_C01 私は本当に夜遊びとかしないし、したいとも思わないので家でユックリが一番好きです派手な場所は苦手なんです 2006.05.13_C01 「ゆっくり焦らず、早く正確に」 2006.05.15_C01 仙台帰ってユックリしたい 2006.05.18_C01 ゆっくり、地道に行きたいと思います 2006.05.22_C01 でも、母と過ごせてユックリ出来ました 2006.06.03_C01 お仕事とかでゆっくり自然を巡る番組とか将来出れたらいいな~ 2006.06.06_C01 徐々に、ゆっくり、確実に頑張っていこうと思います 2006.06.10_C07 まだ始まったばかり地道にゆっくり考えて行きたいと思ってます 2006.06.14_C01 「たじまさん」ゆっくり出来て良かったですね無事入れて安心しました 2006.07.01 帰ったらまたゆっくりお話しましょう 2006.07.07 明日以降でゆっくりいろいろ書きますね 2006.07.10_C05 あんまりセカセカした生活は苦手で、ゆっくり・オットリ・平和にが一番です 2006.07.12 いつの日か遊びでゆっくり行って見たいですね~ 2006.07.14 7~8月は忙しくてゆっくり休みが取れないのでとうぶん落ち着きません 2006.07.14 もしかしてあったら、地元でゆっくりしたいな~ 2006.07.14_C06 ゆっくりしてこれてると良いですね 2006.07.14_C07 お盆はゆっくりできそうですね 2006.07.17 落ち着いたらゆっくりお買い物でも行って気分転換したいな~ 2006.07.17_C01 でも、本当に買いに行く時間がナカナカ無くて・・だから皆さんが思ってるよりずーっとゆっくりなペースで自分なりに増やしていくと思います 2006.07.17_C02 ワナにかからないようにじっくり、ゆっくり見てみますね 2006.07.21_C02 「一期一会」・・徐々に、ゆっくりと 2006.07.30_C02 旅行は大好きですが最近行ってませんね温泉つかってゆっくりしたいです 2006.08.01_C03 みんなが働いている時期にゆっくり出来るのは魅力的ですね 2006.08.03_C01 ゆっくりすごせてますか? 2006.08.08_C01 公演の合間なのでゆっくり話は難しいかもしれませんが喜んでもらえるように頑張ります 2006.08.13_C01 早速、短い時間でしたがお友達みんなと少しだけゆっくりしました 2006.08.13_C02 きっと私の頭の中の時間はゆっくり流れているので東京時間には追いつけません 2006.08.15_C01 先輩の小阪由佳さんをみてもそれなりに時間がかかる世界ですから焦らずゆっくり行こうと思ってますよ 2006.08.20 ゆっくり田舎に帰ることも出来なくて忙しい夏だったな 2006.08.20 去年までは、毎日アルバイトばかりで、でも休みは自分で比較的コントロールできてゆっくりしてたのですが、今年は一変した生活です 2006.08.20_C02 女優までの道は運がよければ短い方もいらっしゃいますが、私は運が無い方なのでゆっくり頑張りますね 2006.08.21_C01 焦らずゆっくり取り組んでくださいね 2006.08.21_C02 でも東京はどこの祭りもすごく混みそうでゆっくりできなそ~ 2006.08.22_5 私は一人ひとりとの出会いを大切にしていきたいので、ゆっくり時間をかけて正直な自分自身を伝えて行きたいと思ってます 2006.08.23_C04 実家でゆっくりしたいな~ 2006.08.27 日替わりランチが900円で他にも数種類あって、ドリンクも立派なものが付いてホンとにゆっくり出来ます 2006.08.27_C03 クッションもあってゆっくり出来ましたよ 2006.08.27_C05 私はゆっくり&おっとりしているので書くのに時間がかかっちゃうのです 2006.08.29_C01 コツコツ君なのでこれからもゆっくり頑張りますね 2006.08.31_2_C03 まだまだ道は遠そうですがゆっくりがんばりますね 2006.09.01 無限の未来へと続く自分だけの道をゆっくりと確実に歩んでください 2006.09.01_C05 最終日はジョナサンでみんなでゆっくり打ち上げしたんですよ 2006.09.06_1_C01 ゆっくりできてませんが、何とか頑張ってますよ 2006.09.07_C02 ナカナカゆっくりと休めないですね 2006.09.11_C01 忙しくてナカナカゆっくり見ることは出来ませんでしたが、今度映画になる「人間魚雷」もグアム沖とかで実際にあった話ですよね 2006.09.17_1_C01 道頓堀ゆっくり行ってみたいですね~ 2006.09.18 それで・・ゆっくり寝た後はお家でご飯作ったり洗濯したりお掃除したりパタパタしてましたよ 2006.09.18_C03 お家ではゆっくり出来ましたよ 2006.09.18_C08 久々ゆっくり出来ました 2006.10.02_C02 下積み長いですが、まだまだ実質4ヶ月焦らずゆっくりです 2006.10.02_C04 今度はゆっくりカキコしてくださいね 2006.10.04_C03 入学したら、しばらくはゆっくり出来ますから 2006.10.11_C07 社会人になるとなかなか自由な時間がなくなりますから今のうちにゆっくり疲れを取ってくださいね 2006.10.13_C02 ゆっくり休んでください 2006.10.13_C02 たったこれだけ我慢すれば、後はゆっくり出来るんですから頑張りましょうね 2006.10.13_C04 まだまだ結果が出てませんので、来年は実家でゆっくりなのかな~? 2006.10.14_C10 縁側でお茶を飲みながらゆっくり暮らすのが私の夢です 2006.10.16_C01 休み明けに注意ですよゆっくり慣らして行ってくださいね 2006.10.22_C02 私はノンビリ派ですから、一緒にいたらゆっくりと時間が過ぎると思いますよ 2006.10.22_C02 ユックリ過ぎてイライラしちゃう人も?・・・お腹が減っててもなかなかご飯が出来てこないかもです~ 2006.10.22_C03 ユックリ眠れましたか? 2006.11.05 皆さんがいろいろな思いで私を見守ってくださっていたことがゆっくりコメントを読んだら余計に伝わってきましたよ 2006.12.03 あわただしくて、ゆっくりかけませんが皆さんいってきま~す 2006.12.13 そういう意味ではなくて・・・私は静かでゆっくりとした時間や環境が大好きなんです 2006.12.18 帰ってきたらゆっくり書きますね 2006.12.20 ゆっくりネテ曜日にしようと思ってます 2006.12.24_2_C01 ゆっくり帰省したいです 2006.12.24_2_C04 お正月は実家に帰ってゆっくりしたいな 2006.12.24_2_C05 空いてると皆さんとゆっくりお話が出来るから良いのですが・・お仕事上はそうも行かなくて 2006.12.24_3_C02 奥さまとゆっくり出来ましたか? 2006.12.24_3_C14 また機会を作りますので、今度ゆっくりとお話しましょう 2006.12.25_1 イブなのにゆっくり出来ないのが本当のところですが、ついテレビが面白くって見ちゃったりしていました 2006.12.27 ゆっくり疲れを取ってくださいね 2007.01.02 残り少ない故郷での時間・・・ゆっくりしたいと思います 2007.01.03 短い帰省でしたが、ゆっくり出来ました 2007.01.09 もちろん夢は・・・「皆さんにもっともっと知ってもらえて女優になって・・・将来は縁側でゆっくりお茶が飲みたいです」と答えましたよ 2007.01.09 そんな時は・・・ゆっくり、ジックリ、焦らずですよ 2007.01.09 焦らず、ゆっくり人生を生きていきましょう 2007.01.13 今自分ができることをゆっくり、確実に・・・「コツコツ まじめに」 2007.01.13 超人さん・・・他の人と比較することなく、あせらずゆっくり力を貯めましょう 2007.01.21 今夜はゆっくり休んで・・・あと僅かの道のりを頑張ってくださいね! 2007.01.21 10数えるくらいにゆっくりと鼻から息を吸って、口から一気に吐ききる 2007.01.21 手をゆっくり開いたり、足の指を動かしたり・・・5分位で緊張が和らぐはずで 2007.02.03_2 進行の都合上、いろいろとゆっくりお話できなくて申し訳ありませんでした 2007.02.05 リンパマッサージに行きたいな~と思ったのですが・・・場所も解らないしお金もかかるのでお家でゆっくりお風呂に入ることにしました 2007.02.07_1 今日はお休みなので、ゆっくり寝てお家にいましたよ~ 2007.02.07_1 昨夜はゆっくり眠れましたので、肩こりもだいぶ良くなりました 2007.02.25_1 目の前のことをゆっくり確実に・・・ 2007.02.25_2 私もこうやってパソコンの前でゆっくり時間をかけて考えてると言葉や文章が浮かびますが、日常生活やお仕事ではスピードについていくことが出来ずに自分を伝える言葉さ 2007.02.27 今度時間があるときにゆっくりと 2007.02.28 前回はお腹イッパイ食べて失敗しましたから、それからはゆっくり噛みながら慎重に食べてますよ 2007.03.25_2 あしたはゆっくりと 2007.03.26 明日はゆっくりのお仕事です 2007.03.27 今日は、お仕事は午後から一件だけで久しぶりにゆっくりさせていただきました 2007.03.27 今度ゆっくりと写真集についてはお話をさせていただきますね 2007.03.30 時間をかけて私を知っていただきながら・・・私の「本当の気持ち」がゆっくりと伝われば良いかなと思っています・・・私自身の心の中に、嘘はありませんので 2007.04.01 まずはゆっくりと周りを見渡して、力を発揮するのは1年後くらいの気持ちが丁度良いかもですよ 2007.04.03 実は私も、明日の出発の準備が忙しくてゆっくりとは見てないんです 2007.04.06_2 将来皆さんが自然と気遣ってくださるような存在にゆっくりと成長していけたら良いなと思っています 2007.04.08_2 荷物が多すぎて、今日は一部持って帰れなかったので家に届いてからゆっくり拝見させていただきますね 2007.04.20 お休みの方はゆっくりと休養されてくださいね 2007.04.24 少し遠出して、どこか静かな田舎でゆっくりしたいな~って今思っています 2007.05.03 私の分までゆっくりされて、帰ってきたら楽しいお土産話とか聞かせてくださいね 2007.05.23 疲れが最大の原因と聞きますので、入浴とかゆっくりして徐々に治していきますね 2007.06.18 2枚目のような場所で森林浴をゆっくりと楽しみたいのですが・・・・ 2007.07.03_1 今日は珍しくゆっくりで、これからお仕事です
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2485.html
その広い部屋には沢山の透明な箱が並んでおり、箱の中にはゆっくりが一匹ずつ入っており、ゆうゆうと寝息を立てている。 種類も大きさも皆バラバラ、唯一の共通点は全てのゆっくりがつい数時間前までは野生だったという事だけだ。 部屋に一人の人間が入ってきた。 小柄だががっしりとした体格の中年男性で、厳しい表情を浮かべている。 男は入ってくるなり大声で 「起きろ! 起きろ! 起きろ! 腐れド饅頭共!!」 と怒鳴り散らした。 たちまちゆっくり達はその声で目を覚まし、何事かとキョロキョロしている。 一分程怒鳴り続けた所で漸く全てのゆっくりが目を覚まし、男は怒鳴るのをやめた。 呆然と男を見詰めるゆっくり達を睥睨し、男は高らかに宣言する。 「俺が貴様らを調教するヘリントン訓練教官である!」 どのゆっくりも、今何が起こっているのかいまいち理解できない様子で間抜けた顔を晒している。 それには構わずにヘリントンは続ける。 「話しかけられた時以外口を開くな。口から糞を垂れ流す前と後に"サー"と言え。分かったかゴミクズ!」 数秒後、一斉にゆーゆーとブーイングが上がる。 それも当然、彼らは皆寝て起きたら見知らぬ場所に閉じ込められており、いきなり高圧的に怒鳴り散らされているのだ。 例えゆっくりでなくとも不満を抱いて当然である。が、ヘリントンにそのような言葉は通じない。 「誰が口からクソを垂れ流して良いと言ったか!! 全員踏み潰されたいか!!」 そう怒鳴って再びゆっくり達を黙らせる。あまりの剣幕に既に気を失っているものも居る。 ヘリントンは偶々目に入った気を失ったぱちゅりーを箱から取り出して全てのゆっくりに見えるよう持ち上げ、 「今後俺の命令に従わない奴は―――こうなる!!」 と叫ぶと、腰に下げている棍棒でぱちゅりーを滅多打ちにし、餡子を吐き出す暇すら与えずに殺害した。 集められたゆっくりの中には過去に何匹もの同族を殺したものも、食った事があるものも居た。 そういったゆっくりの死に慣れているもの達ですら、ヘリントンの所業にただただ怯えていた。 「分かったか! 分からんのか!! 返事はどうした腐れ餡子!!」 『わ゛がり゛ま゛じだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!』 「"サー"を付けろと何べん言わす気だ生ゴミ!! ゴミ袋に詰めて月曜日に出すぞクソッタレ!!」 『ざー! い゛え゛っざー!』 「ふざけるな! 大声出せ! 飾り落としたか!!」 『ざー!!! い゛え゛っざー!!!』 全てのゆっくりが命令に従っているのを確認すると、ヘリントンは再び部屋の中をゆっくりと歩き始める。 「貴様ら炭水化物が俺の訓練に生き残れたら貴様らはゆっくりになる。ひたすらゆっくりできるお饅頭だ」 ごくり、とゆっくり達が唾を飲み込むような音が響く。 「その日まではゴミクズだ! この宇宙で最下等の嗜好品だ。 貴様らは生物ではない! ムラサキババアの足の親指の爪の垢をかき集めた値打ちすら無い! 貴様らはゆっくりできない俺を嫌う。だが憎めばそれだけ学ぶ。俺はゆっくりさせないが公平だ。 餡種差別は許さん! 無能、ゲス、レイパーを俺は見下さん。全て―――平等に価値が無い!!」 何匹かのゆっくりは文句を言おうと口を開きかけるが、そういったゆっくりは何か言う前に箱を蹴られて黙らされた。 抵抗どころか喋る事すら許さない恐るべき人間に、ただただ黙って耳を傾け続けるゆっくり達。 「俺の使命は欠陥品を刈り取る事だ。愛する幻想郷の害虫を! 分かったかゴミクズ!!」 『ざー! い゛え゛っざー!』 「ふざけるな! 大声出せ!!」 『ざー!!! い゛え゛っざー!!!』 ヘリントンはあるゆっくりゆゆこの前で足を止め、ゆゆこに向かって話しかける。 「名前は何だメタボリック!」 緊張に顔を強張らせて、ゆゆこは答える。 「さー! ゆゆこですさー!」 「貴様の事は今からミートボールと呼ぶ! いい名前だろう?」 ゆゆこはミートボールと聞いて反射的に涎が出るのを我慢して返事をする。 「さー! いえっさー!」 「聞いて驚くなミートボール! ここでは貴様にゆっくりは食わせん!」 「さー! いえっさー!!」 軽く絶望しながらも必死で答える。既に涙と涎で顔がふやけつつあるのは流石にゆゆこ種と言うべきか。 その時、ヘリントンとゆゆこの声以外の音が部屋に響く。 「もうやだおうちかえる……」 その瞬間、ただでさえ張り詰めていた空気が凍りつく。 ヘリントンはまるでぎちぎちと音を立てるように振り向き、声が聞こえた方向に向かって行き、問い詰める。 「誰だ! 何処のクソだ!! 中国製の殺人食品め、ぶっ潰されたいか!?」 周辺のゆっくり達は皆喋ったゆっくりの方を横目で睨むが、ヘリントンは気付かないフリをしている。 「答え無し? お値段以上の光学迷彩か! 上出来だ、頭が沸騰するまでしごいてやる! 穴という穴からタバスコをがぶ飲みするまでしごき倒す!!」 そして喋ったゆっくりの隣に居たゆっくりありすを箱から引っ張り出して詰問しだした。 「貴様か腐れぺにぺには!?」 「さー!! のーさー!!」 どちらかというと自慢のぺにぺにを侮辱された事について否定するありす。 「クソブタが!! 貴様だろヘタレぺにぺには!!」 「さー!! のーさー!!」 と、周囲のゆっくりの視線に耐え切れなくなったのかじっと下を向いていたゆっくりまりさが答える。 「さー! まりさがいいましたさー!」 ヘリントンはありすを乱暴に箱に戻すと、今度はまりさを箱から取り出した。 「そっちのゴミクズか。勇気あるお笑い芸人、ドゲス三級品。 正直なのは感心だ。気に入った、家に来てHENTAIお兄さんとネチョっていいぞ」 そう言い放ち、口の下―――人間で言うとちょうど鳩尾に当たる―――を殴りつけ、床に叩き付けた。 あまりの激痛と衝撃に蹲るまりさに向け、物凄い勢いで怒鳴る。 「スカトロ饅頭が!! じっくり可愛がってやる!! 笑ったり泣いたりできなくしてやる!! さっさと立て!! 」 痛みと恐怖でぶるぶると震えながら、まりさは無理矢理顔を上げる。 「隠れてすっきりしてみろ、目ン玉抉ってジョロキア詰め込むぞ!! 分かったか!!」 「さー! いえっさー!」 「何故生まれてきた?」 「さー! ゆっくりしたいからですさー!」 何を当たり前の事を聞いているんだ。馬鹿なのか?死ぬのか?等とは当然思っていても言わない。 「ゆっくりしたいのか」 「さー! いえっさー!」 「ゆっくりの顔をしてみろ」 「…………さ」 「ゆっくりしている時の顔だ!やってみろ!!」 ヘリントンは鬼のような形相を浮かべて、まりさに真似をさせる。 「ゆうううううううううう!!」 まりさはぷくーっと顔を膨らませて、威嚇する時のような表情を見せつける。 どうだ、これならこのおじさんも怖くて今までの無礼を謝りだすだろう。 内心でそんな風に考えるまりさに、ヘリントンは言う。 「それでゆっくりできるか! 気合を入れろ!!」 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!」 これでどうだとばかりに、気力を振り絞って思い切り顔を膨らませる。 これまで生きてきた中で最高の『ぷくー』だ。これなら人間どころか妖怪だって泣いて謝りだすに違いない。 「迫力無し。練習しとけ」 「さー! いえっさー!」 言い捨てて、あっさりとヘリントンは隣のありすに向かって行った。 「貴様の言い訳は何だ?」 先程詰問したありすを再度箱から取り出して、再び詰問する。 「ゆ?なんのこと?」 訳が分からず聞き返すありす。 「生ゴミ相手に質問するのは俺の役だ!! それと"サー"を付けろと何万回言わす気だ脳無し!!」 「さー! いえっさー!」 「続けてよろしゅうございますかマドモアゼル?」 「さー! いえっさー!」 言っている事はよく分からないが都会派として相応しい呼び方なので満足するありす。 「不満か?」 「さー! いえっさー!」 「俺のせいか?」 「……さー!」 「何だ? 俺をクソバカと呼びたいか!?」 「さー! ちがいますさー!」 「体高はいくつだ?」 「さー! りんごさんみっつぶんですさー!」 「まるでそそり立つキノコだ。サバ読んでるな?」 「さー! ほんとうですさー!」 「父ゆっくりのぺにぺにをふらんが引き千切って母ゆっくりのまむまむに無理矢理ねじ込んでできたのがお前だ!!」 いくらなんでもあんまりだ、とありすは泣きそうになり、何匹かのゆっくりは顔を赤くしている。 「どこの穴で育った?」 「さー! とってもゆっくりできるおうちですさー!」 「ゆっくりプレイスで育ったありす種はレイパーかオナニストだけだ! お前はレイパーには見えんからオナニストだ!!」 ひどい言いがかりだ、と抗議したい所だが何も言えないありす。 怖いからというのも勿論あるが、実は図星なのである。 このありす、一緒に育った姉妹よりも数段ぺにぺにが小さいのがコンプレックスで、 仲間達の『すっきりぱーちぃ』には参加した事が無く、いつも遠くから眺めて一人ですっきりしていた。 「そこらの木とやるんだろ?」 「さー! のーさー!」 咄嗟に否定したがこれも図星だった。どんどん顔が恥辱で赤く染まっていく。 「すっきりできりゃ何でもいいんだろ?」 「さー! のーさー!」 「地面とすっきりするだけしてちゃんと穴を埋めておくマナーも無い奴! きっちり見張るぞ!」 「さー! いえっさー!」 ありすを再び箱に戻すと、ヘリントンは次のゆっくりを箱から出して怒鳴りつける。 「両親が潰し損ねたガキがお前だな?」 「さー! いえっさー!」 比較的緊張感に欠ける表情で、れいむは答えた。 「お前を見ると嫌になる! 初心者絵師の醜さだ! ―――名前は汚物か?」 「さー! れいむですさー!」 「れいむだと? "楽園の素敵な巫女"か?」 「さー! のーさー!」 「気品ある名だ。博霊か?」 「さー! のーさー!」 「貴様もオナニストだろ?」 「さー! のーさー!」 「寝ながら木の枝をつっこんでる穴だ!」 「さー! のーさー!」 「名前が気に食わん。4ボスか自機の名だ。ド饅頭と呼ぶ」 「さー! いえっさー!」 何がおかしいのか、依然として締まりの無い顔をし続けるれいむ。 「何かおかしいか、ド饅頭」 「さー! のーさー!」 「気色悪いニヤけ面をどうにかしろ!」 「さー! いえっさー!」 言われて、締まり無く開いていた口をとりあえず閉じるれいむ。 だが、表情自体は大して変わっていない。 「早く顔面に伝えろ!」 「さー! いまやってますさー!」 依然として変化無し。苛立ったようにヘリントンは言う。 「ド饅頭、3秒やる。3秒だ間抜け! アホ面続けるなら頭皮を引っぺがして花を植えてやる! 1! 2! 3! 」 「できません!」 「跪けドグサレ饅頭!! 」 そう叫ぶとヘリントンは手に持っていたれいむを床に叩き落した。 そしてポケットからマッチを取り出して火を点け、れいむの目の前にかざす。 「飾りを燃やせ!!」 「ゆっ!?」 飾りはゆっくりにとって命の次に大事な物である。 それを燃やすというのは殆ど自殺行為と言っても過言ではない。 れいむは散々迷った挙句、従わなければ本当に殺されると直感して渋々自分の髪飾りを外し、 ヘリントンがもう片方の手に持っているマッチ箱を取ろうとしたが、 「俺の手を使えゴミクズ!!」 頬を引っぱたかれて床を転がった。 今度はマッチを持っているヘリントンの手を舌で引っ張ろうとした。すると、 「誰が俺の手を汚染しろと言った!? ドアホ!!」 舌を目一杯引っぱられてばしんと離され、ゴムの様に戻ってきた舌に顔面をひっぱたかれて床を転がる事になった。 「自ら燃やしに来い!」 れいむは床に落ちた飾りを拾い、まだ燃え続けているマッチの上にかざした。 少しずつ飾りが焦げ、火が燃え移り、煙と匂いが部屋に漂い始めた。 他のゆっくり達は固唾を呑んでその様子を見守っている。 ヘリントンは醜く顔を歪めてぼたぼたと涙を垂れるれいむに対して問いかける。 「まだ笑いたいか!?」 「さーのーさー……」 「大声出せ!!」 「さー! のーさー!」 「ふざけるな! 大声出せ! 餡子無くなったか!!」 「ざー!! の゛ーざあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「止めてよし!!」 許しを得るとれいむは慌てて飾りを床に置き、ふうふうと息を吹きかけて火を消そうとする。 当然そんな事では火が消える筈が無いので、ヘリントンが飾りを踏みつけてぐりぐりと消火した。 半分ほど焼け焦げ、靴で踏みつけられてボロボロになった飾りを泣きながら頭に付けるれいむ。 飾りを付けてもべそべそ言うれいむに構わずヘリントンは、 「ケツの穴を引き締めろ! 丹波大納言小豆のクソをひねり出せ! さもないと生き地獄に叩き込んでやる!」 「ざー! い゛え゛っざー!」 苛烈な精神鍛錬から始まり、様々な運動・戦闘訓練・小石や木の枝等を使った戦闘法等が餡子脳に叩き込まれていった。 その辺の森や草原で捕まえられた野性のゆっくり達は、またたく間に人間の命令に無条件で従う忠実さと、 他のゆっくりがほんの僅かな敵意でも見せればたちまち襲い掛かり殺害してしまう攻撃性と戦闘力を獲得していた。 そして当初の半分程にまで数を減らしたゆっくり達がこの訓練施設を卒業する日がやって来た。 「本日をもって貴様らはゴミクズを卒業する。本日から貴様らはゆっくりである。兄弟の絆で結ばれる。 貴様らのくたばるその日まで何処に居ようとゆっくりは貴様らの兄弟だ。 多くはゆっくりプレイスへ向かう。ある者は二度とゆっくりできない。だが肝に銘じておけ。 ゆっくりは死ぬ。死ぬ為に貴様らは存在する。だがゆっくりは永遠である。つまり―――貴様らも永遠である!」 訓練を生き残ったゆっくり達は皆、過酷な訓練を思い返して涙ぐんでいる。 とうとう本当のゆっくりになれた。もうゴミクズじゃないんだ。その事実で胸が一杯になっていた。 「箱に入れ!!」 『さー!!! いえっさー!!!』 号令をかけると速やかにもはや慣れ親しんだそれぞれの透明の箱に飛び込む。 そしてヘリントンは全ての箱を荷車に載せ、外へ運び出す。 ついにゆっくりプレイスへ行ける喜びで目を輝かせるゆっくり達の目に写ったものは馬車と数人の人間だった。 「こちらがご依頼の品です」 「品というのはやめて下さい。この子達は立派に生きているんですよ」 外で待っていた男が抗議する。ヘリントンはさして気にする様子も無く、 「ああそうでしたね、失礼。とにかく彼らがご依頼のゆっくり達です」 「随分数が減っているようですが、一体何があったんです?」 「まあやはりゆっくりにとっては大変なんでしょう。途中で嫌になった子も居ましたので、森に帰しておきましたよ」 「そうですか。とにかくありがとうございます。こちらが残りの代金です」 「……はい確かに。ありがとうございました。またの御利用をお待ちしております」 「あ、そうだ。よろしければこれをどうぞ。私共の活動を紹介したパンフレットです」 「それはまたご丁寧に、ありがとうございます。後で読んでみます」 「それは良かった。ゆっくり達にこんなに愛情を持って物を教えられる貴方ならきっと気に入ると思いますよ」 「さあ、それはまあ、読んでみないと分かりませんね」 「それもそうですね。じゃ、これで失礼します」 馬車が去るのを見送ると、ヘリントンは家の中に戻りゴミ箱にパンフレットを投げ込んだ。 「『ゆっくりにゆっくりできるだけの力を』ねえ……ハッ下らねえ。 あんなザルに何教えたって無駄だってのに。どーせあいつらも故郷に帰されて三日もすりゃ元通りだろうな。 あーあったく……ゆっくりんぴーす様はあの『ゆっくりへの愛情』とやらで一体何を見てるんだかねぇ。愛は盲目ってか」 馬車の中 「あーうるせえなド饅頭どもが。あのブリーダー本当に仕事したのかぁ?」 「してるさ。でなけりゃ今頃とっくにこの馬車の荷台はあいつらの『おうち』だよ。雑談してるだけなら上出来だ」 「へーえ。……って、それなら何であんな高い予算まで組んで、野良をわざわざ捕まえて調教するんだ?」 「そりゃお前、アピールの為だよ。ゆっくりの為って言っとけばゆっくりマニアの金持ちが寄付してくれる。 それならせいぜい派手に飼い主様に尻尾を振るさ。野良を捕まえて施設に放り込むなんて楽なもんだ」 「ふーん。ま、そりゃそうかもな」 「それに今回だって使った金は予算の半分以下だぞ」 「うげ、そうなのか?それじゃあ余った分が勿体無いなあ」 「だよなあ。せっかく寄付して頂いた金なんだから返す訳にもいかないよなあ」 「仕方ないから皆で分けるとするか。これもひとえにゆっくりへの愛だ」 「愛なら仕方ないな。どの辺でゆっくりが絡んでるのかはさておき。おら着いたぞ」 「あいよ。さっさと運び出そうぜ。もう腹減っちまったよ」 「だからって売り物に手は付けるなよ?」 「分かってるよ」 馬車が止まった場所は、ゆっくり加工場の前だった。 作:ミコスリ=ハン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3050.html
※現代設定注意 作者:名も無き埴輪 「ここいらは都心に近い割に比較的静かなんで暮らしやすいと思いますよ。」 「はぁ……」 「こちらが部屋の鍵となります。今後とも良いお付き合いをしたいですね。」 「ええ、はい……」 気の抜けた返事を管理人さんに返しながら俺は今日から自分の住居となるアパートを見上げていた。 築40年は経ってそうな古いアパート。風呂なし・トイレは共同の四畳半の部屋。 一応キッチンはあるものの流しとカセットコンロが置かれてるだけだ。 後から無理に流し部分を取り付けたのか半ば押入れに食い込んでいて、押入れはもう半分しかその機能を果たしていない。 水道管も無理やり引っ張ってきたようで剥きだしになっている。 「最後に入居者さんが出て行ったのはいつだったかねぇ。 ここ最近は全く入居したいって人がいなかったから取り壊そうかとも思ってたんだよ。」 「そうですか……」 「ああ、心配しなくてもいいよ! 住んでくれる人がいる限り取り壊したりなんてしないから!!」 「ありがとうございます……」 俺がこんな古アパートに住む羽目なったのは趣味が災いしたせいだ。 地元では実家の周りが田んぼや自然に囲まれてるおかげかゆっくりがたくさん生息していた。 自然の中でだけ生息していればこちらもわざわざ手出しはしないのに 人家に近づいて庭などを荒らすゆっくりが多発した。 市の方でもいくつか対策は立ててくれたもののゆっくりの余りの多さに手が追いつかない状態だった。 そうなると住民たちは自分たちで対策を立てることになるのだが 俺はゆっくりを追い払ったりしている内にじっくりといたぶり 痛めつけることに快感を感じるようになっていた。 人目に付かないように気をつけてはいたものの一度虐待しているところを 目撃されてしまってからは流石田舎だけあって噂はまたたくまに広がった。 「こんな異常者が近くにいては白い目で見られる」という理由で俺は実家を追い出された。 アルバイトもせずにだらだらと過ごしていた俺には当然貯金などあるわけもないが 親からわずかばかりの金を渡されたのでせっかくだからと上京してきた。 不動産屋さんからこのアパートまでの道中にもゆっくりを見かけたが 俺の地元に住んでるゆっくりとは違い、住民たちにもある程度受け入れられているようだった。 気になって管理人さんに聞いてみたがここら辺に住むゆっくりは皆愛想が良く ゴミ荒らしなどもしないため住民たちが餌を与えたりしているらしい。 俺の地元に住んでたゆっくりなんか人間を見かけようものなら 汚らしい言葉で罵り、餌の要求をしたりしたものだが流石都会だなぁ。 住んでるゆっくりまで華やかなようだ。 これからの生活を脳裏に思い浮かべながら、俺は管理人さんに別れを告げて部屋へと入っていった。 夜。 荷物が届くのは明日以降なため、使い慣れた布団と枕が無いせいで俺はなかなか眠りにつけないでいた。 何度も寝返りを打っているとアパートの裏手から何やら声が聞こえてきた。 「ゆっふっふ。きょうもにんげんさんたちからいっぱいごはんがもらえたね!」 「ゆっくりできないにんげんさんでもれいむたちにごはんをわたしてるおかげでゆっくりできてるね!」 「ゆゆん! いなかもののにんげんさんにもすこしはとかいはなところがあるようね!!」 俺はゆっくりたちの台詞を聞いて愕然とした。 昼間はあんなに愛想を振り撒いていたのに、その裏では人間を見下していたというのだ。 これでは地元にいたゆっくりたちと何も変わらないじゃないか。 何かに裏切られたような感じに包まれた俺は裏手に面した窓を開け放って一喝した。 「おらぁ! クソ饅頭どもうっせぇぞ!!」 『ゆゆっ!?』 電気を消していたので人がいるとは思わなかったのかゆっくりどもは 何十センチか地面から飛び跳ねてから壊れたロボットのようにギギギとこちらに振り向いてきた。 「にんげんさん、びっくりさせないでね! れいむたちをゆっくりさせてね!!」 「何今更取り繕ってんだよ! てめぇらが人間様を見下してるクソ饅頭だってことはとっくに分かってんだよ!!」 俺が怒鳴りつけるとゆっくりたちは押し黙った。 これで静かに眠れると思って窓を閉めようとした瞬間、俺の耳にゆっくりの言葉が聞こえてきた。 「ゆふ~ん、ばれちゃったみたいだね」 「……?」 ゆっくりらしかぬその落ち着いた物言いに疑念を抱いた俺は再びゆっくりたちに視線を向けて驚いた。 数匹いたゆっくりたち全部が小憎たらしい顔でこちらを眺めていたのだ。 「それでおじさんはどうするの? ほかのにんげんさんたちにれいむたちのことをおしえる?」 「おじさんのいうことしんじるにんげんさんなんていないよ。 ほかのにんげんさんはみんなまりさたちのどれいだよ。」 「はぁ? お前ら何言って……」 そこまで言いかけて俺は気づいた。 昼間の住民たちのあのゆっくりの可愛がりよう。 なるほど。調子に乗りやすいゆっくりらしい。 人間が自分たちを可愛がるのは自分たちが優位に立ってるからだと思っているようだ。 「ゆふふ。気づいたみたいね。ほかのにんげんさんたちはありすたちのみりょくにめろめろなのよ!」 それならこっちにも手がある。 俺はゆっくりたちに視線を固定したまま、腰をかがめて足元に置いていた充電中の携帯を拾い上げた。 手探りで携帯に内臓されているボイスレコーダーの機能をONにする。 最近の携帯は便利なものでSDカードさえ挿していれば長時間の録音も可能なのだ。 俺はこのゆっくりどもの本性を録音し、他の住民たちにそれを教えてやろうと企んだ。 「おい、クソ饅頭ども……」 くっくっく。明日から吠え面をかくゆっくりどもの姿が眼に浮かぶようだぜ。 あの後俺は適当にゆっくりどもを挑発し、汚い言葉でこちらを罵る音声を録音した。 そして次の日に早速、前日の昼間にゆっくりたちが住民に可愛がられていた場所へと向かった。 もしかして毎日場所を変えたりしてるのじゃないかと心配したが どうやらそこは定位置らしくちゃんとゆっくりたちが現れた。 こちらに“ちら”と目を向けてきたもののすぐに興味を失ったようで 通りがかる登校中の子供に愛想を振舞っていた。 俺はと言うとあのゆっくりたちの本性を録音した音声を聞かせようと 子供たちに近づこうとしたら低学年の子の付き添いに来ていた親御さんに 不審者でも見るような目を向けられてそそくさと逃げられてしまった。 話には聞いていたけど都会の人たちはなんて冷たいんだ。 通学の時間帯が過ぎ、暇を持て余した専業主婦らしき人たちが ゆっくりたちを囲んで井戸端会議をしていた。 時折、ゆっくりたちを可愛がったり持っていたお菓子などを与えていた。 今度こそゆっくりたちの本性を聞かせようと奥様たちに近づいたが 今度は俺の話が聞いてもらえないばかりか根掘り葉掘り質問してきて 仕舞いには「若い男っていいわね。どう? お姉さんと火遊びしてみない?」 などとモーションを掛けられる始末だった。 これが20代の若奥様だったりしたら願ったり叶ったりだったのだが 悲しいかな、その場にいたのは40代、50代のマダムばかりだった。 愛想笑いで何とかモーションを断っていると今日は半ドンだったのか子供たちが学校から帰ってきていた。 しかし、音声を聞かせようとしても朝と同じように不審者を見るような目で 低学年の子の親御さんに連れられ、逃げられてしまった。 何度かそのようなやり取りを繰り返した後。 何とかマダムたちに録音した音声を聞かせることに成功はしたのだが…… 「れいむたちはそんなきたないことばつかわないよ!」 「きっとべつのゆっくりのこえだよ!」 「そういえばそんな気もするわねぇ……」 「ゆっくりの声なんてどれも似たようなものだものねぇ……」 「そんな! よく聞いてみてくださいよ! 絶対こいつらの声で間違いないんですから!!」 「そんなこと言われてもねぇ……」 さっきまであんなに熱烈なモーションをかけてきていたマダムたちも ゆっくりどもの言い訳をすっかり信じてしまい俺の秘策はあえなく敗れた。 今までの可愛らしいゆっくりたちのイメージはなかなか壊れないようだ。 俺はアパートの部屋で打ちひしがれていた。 ゆっくりたちの本性を住民たちに知らしめることができなかったからだけでなく 引越し屋さんの方で何やらトラブルがあったらしく荷物が届かずに 2日連続で畳の上に直に寝ることを余儀なくされたからだ。 なかなか寝付けずに何回も寝返りを打っていると裏手の方から 窓に何かがこつこつと当たる音が聞こえてきた。 「何だ?」 疑問を声に出しながらも俺はそれが何なのか知っていた。 実家にいた頃はよく聞いた音だ。 「ゆゆっ! ようやくでてきたね! ゆっくりしすぎだよ!!」 「やっぱりお前らか。」 窓の外には案の定ゆっくりどもがいた。 口に小石を銜えて窓に向かって飛ばしていたようだ。 「何の用だ?」 「ばかなにんげんさんはばかなにんげんさんなりに あたまをつかったみたいだけどむだだよ!」 「ほかのにんげんさんはまりさたちのどれいだってことが きょうのことでよくわかったでしょ?」 「これにこりたらあなたもありすたちのどれいにしてあげないこともないわよ?」 「ありすはあいかわらず“つんでれ”さんだね!」 「べ、べつにありすは“つんでれ”なんかじゃないんだからね!」 「あー、黙れ黙れ。うっさい。」 ゆっくりどもの間で胸糞悪い会話をし始めたので俺は制止した。 「めんどくさいからお前らもう俺に関わるな。 俺もお前らに関わらないようにするから。」 「ゆゆ~ん! とうとうおじさんもかんねんしたみたいだね!!」 「ふん! どれいのぶんざいでまりさたちにさからわないでよね!!」 (ぷっ) (かつん) 「いでっ!?」 まりさが言葉とともに口に銜えて飛ばしてきた石が俺に当たった。 所詮ゆっくりの力なので言うほど痛くはなかったものの 頭にカッと血が上った俺は足元に落ちたその石を全速力でゆっくりどもに向かって投げ返した。 「ゆびぃ!?」 「ま、まりざぁぁぁ!!」 「おべべが……おべべがみえないよぉぉぉぉぉ!?」 「まりざ、ゆっぐりじでぇぇぇ!!」 どうやら投げ返した石はちょうどまりさの目にクリーンヒットしたらしい。 どこかすっとした俺は晴れ晴れとした気持ちで窓を閉めて畳に寝っ転がった。 外からは依然ゆっくりどもの叫び声が聞こえていたが 地元にいたことに聞き慣れていたため、俺はゆっくりと夢の中へと意識を沈めていった。 翌日。 バイトを探すためにバイト情報誌を近くのコンビにまで取りに行った俺は 自分が周りから奇妙な目で見られていることに気が付いた。 この目の感じはよく覚えてる。 地元にいた頃に虐待趣味が周りにバレたときの目と瓜二つだ。 嫌な感じがしてあのゆっくりどもの定位置となってるらしい場所へと 向かった俺は予想通りの光景を目の当たりにして眩暈がした。 昨日偶然石を目にぶつけたまりさと他のゆっくりたちがこぞって まりさをこんな目に遭わせた酷い人間さんのことを訴えていた。 「れいむたちはおうたのれんしゅうしてただけなのに あのにんげんさんはいきなりあらわれてまりさにいしをぶつけてきたんだよ!」 「れいむ、いいんだよ。きっときづかなかっただけでまりさがわるいことしちゃっただけなんだよ。」 「まりさ……」 嫌らしいのは俺が一方的に悪者みたいに話を捏造していることもだが 被害者であるはずのまりさが自分に非があったんだと訴えていることだ。 あのゆっくりたちは人に同情させる術をよく心得ていやがる。 「あ! いしをぶつけたおにいさんだ!」 憎々しげにゆっくりどもを眺めていたらそのうちの一匹がこちらに気づいてしまった。 「おにいさんごめんね。まりさがわるかったんだよね。ごめんね。」 隻眼となったまりさがこちらに謝罪の言葉を投げかけてくるが 周りにいた人たちは俺を犯罪者を見るような目で見ている。 その視線に耐え切れなくなった俺はこそこそとその場を離れるしかなかった。 「くっそー、あのクソ饅頭どもめ……!」 やっと届いた家財道具に囲まれて俺は部屋でひとり不満を顕わにしていた。 「なんとかしてこの鬱憤を晴らしたいな……あ」 思い出した。家財道具が届いたってことは“あれ”もどこかに入ってるはずだ。 ダンボールを片っ端から開け放って“それ”を見つけたときに奴らの声が聞こえた。 「ゆっふふ~ん。うまくいったね!」 「おめめはみえなくなったけどにんげんさんたちにいっぱいあまあまもらえたよ!」 「ゆん! わざとけがしてもっとあまあまもらおうよ!!」 「ゆゆ~ん……でもいたいいたいはいやだよ」 どうやらまた悪巧みをしているようだ。 しかしお前らの命運もここまでだ! 「やあ、れいむたち。今まではごめんね。お詫びにたくさんお菓子持ってきたよ。」 「ゆっ! おじさん何しに来たの!?」 流石に警戒されているようだ。あまあまと聞いても警戒を緩めない。 だが所詮はゆっくりよ。 「おじさんが愚かだったよ。おじさんなんかじゃれいむたちには 全然敵わないよ。奴隷になるから許してくれないかな?」 「ゆゆっ! よーやくかんねんしたみたいだね!!」 「あまあまちょーだいね!」 「ああ、当然さ。」 お菓子を地面にばら撒く。 途端にゆっくりどもはお菓子に群がってわき目も振らずに貪っている。 『むーしゃむーしゃ……しあわせー!』 「さてと、と……」 (かぽん) 「ゆ? あまあまさん、ゆっくりしていってね?」 外側の方にいるゆっくりに虐待お兄さん御用達の透明ケースを被せて捕獲する。 ゆっくりはお菓子の方が離れて行ってるように見えたようだ。 他のゆっくりたちはお菓子に夢中でこちらの行動には全く気づかない。 俺はこの調子で全部のゆっくりを透明ケースに捕獲した。 数週間後。 ここらでは名物だったゆっくりは姿を消した。 最初は住民たちもゆっくりの行方を心配していたが 今までゆっくりがいた場所に猫が居つくようになると 住民たちの興味はそっくりそちらへと移った。 所詮ゆっくりたちの価値などその程度だったということだろう。 俺に向けられていた白い目も地域の奉仕活動などに 積極的に参加することでだんだんと緩和されていった。 その日もようやく見つけたアルバイトから帰ってきた 俺は部屋に待つ愛しの彼女たちに出迎えてもらう。 がたがたと揺れるケースたちを目の前にして俺はゆっくりと笑みを浮かべた。 今までの収録作品 ゆっくりいじめ系1773 実験 ゆっくりいじめ系2044 かくれんぼ ゆっくりいじめ系2141 ゆンプリンティング ゆっくりいじめ小ネタ378 ゆっくりスパーク 未収録作品 fuku4831 “とかいは”じゃないありす このSSに感想をつける